若者に着物を!



ピーク時の5分の一と縮小する着物市場が、新しい発想で若者を取り込もうとしている。

ある調査では95%の女性が着物が欲しい、特に20代の3割は購入希望があるという。
高い潜在ニーズを取り込むべく、呉服専門店やまとでは20代をターゲットにした「なでしこ」を展開中だ。
昨年11月に浅草EKIMISE店では、合繊着物等一式を着付け料込5000円でのレンタルを開始、2カ月で127組が利用するなど盛況だ。
1月15日からは「きものやまと」など120店舗で、1時間当たり500円で着付けを学べる「着付倶楽部」もスタート。
着物着用で参加するイベント「きもの日和」も参加費5000円のところ100人が参加した。
ほかにも、有名スタイリストを迎えて、和洋融合させた着物や装いを提案し、30~40代の女性の支持を受けている。
一方、価格帯もバリエーションを広げ、合繊の9800円という手ごろな商品から、京友禅の3万9800円、大島紬の17万3000円などを開発している。

また、オンワード樫山は直営の新業態店「きものスタジオ紋」をオープン、販売とレンタルをてがける。
ヘアメイクや着付けスペースを設け、成人式、ブライダル等の撮影にも対応するワンストップの利便性が好評だ。
コンピュータ画面で確認できるフィッティングシミュレーションも業界で初導入された。

震災以降、伝統や絆を重んじた消費行動は広がっている。
高齢化する既存顧客にしがみつかず、今まで手掛けていなかった「着てもらう努力」に注力しはじめている。

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