何気ない日常CGで追及「Peeping Life(ピーピングライフ)」



ハイレベルなCGを駆使し、ありふれた一般人の生活を描くアニメ「Peeping Life(ピーピングライフ)」が、DVD累計販売約40万枚と人気だ。
制作するフォレストハンティングワンの森りょういち社長(29)に、ヒットの秘訣を聞いた。

1話5分の間、ごく普通の人々の会話が続くピーピング・ライフ。写真のような精密な背景と滑らかな登場人物の動き、だが派手なアクションなどはない。
ピーピングはのぞき見という意味だ。
友人や隣人のささいな失敗や不幸せを観察する雰囲気は、実際の即興芝居を撮影し、役者の動きや背景を立体的なCGに直している。

冷静に見つめる目線に暖かい愛情を込める感覚が独特の作風。
制作手法も、大学の卒業制作CGアニメを手掛けていたときに、偶然完成した。
俳優のイッセー尾形氏を囲み、一般人が即興芝居を作るワークショップを見たことに感動。
これをCGでやろうと決めた。

作風は偶然だが、ヒットにつながったのは入念な戦略による必然。
5分の短編オムニバスを1つのDVDにしたのは「どのキャラの日常がウケるかわからないので、数をそろえた」。
10話が入ったDVDも価格を1575円と抑え、若年層にお得感を植え付けた。
各話のバラ売りは、ネットの有料動画サイトで実現。
発売から1年でゲームや映画分野から広告に活用したいと依頼が舞い込む。
何の広告に登場しても違和感が無く、PRに活用できることから企業の関心を引き、広告への反応も想定以上に良い。

ありふれた日常を独自手法で表現したピーピング・ライフ。
ヒットの要因は、身近に眠っているようだ。

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