ネットショップ、個人対個人の取引が盛んに



電子商取引(EC)の個人間での利用が盛んだ。
知識や資金が無くても簡単に通販を開始できる「CtoC(個人から個人へ)サイト」が増加、売買の対象はクリエーターのハンドメード。
マーケティング調査の対象として注目、新規市場の形成に生かす発想も出てきた。

NTTコミュニケーションズは、昨年10月からハンドメード品の売買仲介サイト「クリエーコ」をオープン、個人間取引の市場の盛り上がりに注目した。
主婦の個人作家ら600店、バッグなどを中心に約5000品が出品され、人気作家も生まれた。
出店するのは簡単で、ショップを設け、商品の説明や価格、写真などを入力すれば販売できる。
売買成立すればサイト側から買い手と売り手両者にメールが届き、その後は個人間で決済、配送方法を決める。

ハンドメード品の売買仲介サイトはここ2~3年で20~30に増えた。
最大手の「テトテ」、先行サイトと差別化を図る「ミンネ」などだ。
アート作品が集まるSNS「クリエッティ」でも、3月をめどに物販を始めるという。
大手のヤフーでも、オークションの一機能として「ヤフーバザール」を開始した。

クリエーコでは、売買データを蓄積し、アパレルメーカーのマーケティング素材として提供する事業モデルを模索中だ。
クリエーコに出品された作品と同様の商品が、その後百貨店などで増えたこともある。
CtoCサイトは、企画から生産のリードタイムも短く、流行をいち早く察知できる。
人気を集めたとしても直接ブームにするのは難しいが、人気の秘密を突き詰め、デザインに活かすこともできる。

CtoCサイトは、従来型のマーケティング手法で掘り起こせない、隠れたニーズを掘り起こす、重要なマーケティングツールになるかもしれない。

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